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糖尿病教室

糖尿病と動脈硬化(前編)

1.はじめに
2. 糖尿病になると血液中のブドウ糖(血糖)が高くなります
3. 糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病があります
4. 糖尿病の診断には空腹時の血糖と食後の血糖の両方が大切
5. 糖尿病の患者さんは増えています
6. 糖尿病は動脈硬化を進めます
7. 糖尿病の血管合併症としての細小血管症と大血管障害
8. 動脈硬化は糖尿病が軽い段階から進んでいます
9. 食後高血糖が動脈硬化を進めます
10. 内臓脂肪肥満が動脈硬化を進めます
11. 問題はメタボリックシンドローム
12. メタボリックシンドロームを持っている人は糖尿病と心筋梗塞のリスクが高い


糖尿病の患者さんは増えています

平成14年の糖尿病実態調査(厚生労働省)によると、「糖尿病が強く疑われる人(糖尿病の人)」は740万人、「糖尿病の可能性を否定できない人(予備群の人)」は880万人で、糖尿病とその予備軍を合わせると1620万人でした<図3>。
平成9年の調査に比べ、糖尿病と予備群はさらに増えました。

図3 日本の糖尿病患者の推計(厚生労働省 糖尿病実態調査より改変)
日本の糖尿病患者の推計

特に予備群の増加が注目されます。糖尿病予備群の多くは、IGT(負荷時耐糖能障害)の方です。車社会と言われるように交通手段の発達による運動不足、脂肪摂取の増加や過食による肥満といった社会環境、生活習慣の変化が糖尿病の増加に拍車をかけています。糖尿病になりやすい体質を持った方には、ますます罹患しやすい社会になったと言えます。


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